日記・コラム・つぶやき

2009.08.16

平城遷都1300年祭に思う

 藤原京から平城京に都が移ったのは、710年元明天皇の時代である。その宮殿の中心には、天皇の住まいや官公庁が集まっていました。

甲子園球場が30個も入る広大な敷地には、様々な公開施設があります。資料館では、出土品や復元模型の展示、遺構展示館では発掘状況をそのまま保存。

 

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壮大な朱雀門、そして東院庭園も見所です。第一次大極殿も復元工事中で2010年完成予定。

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宮中からの展望もよく奈良盆地を囲む山並みや東大寺の伽藍も一望できます。

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西側の生駒山

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東側の奈良山、春日山

 四神説と四神相応の地

*明日香高松塚古墳の壁画に四神(玄武、青竜、朱雀、白虎)の守り神が描かれているように古くから四神説は伝わってきていた。

*四神相応の地として思想が定着したのが元明天皇の時代であり以下の用件を叶えたところだった。

   北 (玄武) ~ 小高い丘陵地 (佐紀の丘)

   東 (青竜) ~ 川の流れ (佐保川)

   南 (朱雀) ~ 湿地帯 (沢沼池)

   西 (白虎) ~ 大道 (難波に通ずる道)

 三山  春日山  奈良山  生駒山

 余談  作庭記について

造園については神話の時代、つまり古事記や日本書紀にも記されており、万葉集にも植物を扱った詩が多く観られる。 作庭記は、平安時代に書かれた造園の基本的な考え、特に寝殿造りについて詳しく説明されています、然し当時の文面で翻訳するのが大変だと聞きます。

*作者 (太政大臣藤原道長の長男) 藤原頼通の八男 橘俊明と言われている

*作庭記が発見されたのが昭和の初期で加賀前田家の蔵だった(昭和11年重要文化遺産に登録)

*寝殿造庭園  「宇治の平等院、京都御所、宮島の厳島神社等」

作庭記による一町四方の寝殿造り、つまり 家+庭作りが詳細に記されております。又一般家庭の 四神具足の地としては植栽を行う。つまり北(玄武)には、檜。東(青竜)には、柳。南(朱雀)には、桂。そして西(白虎)には、楓。鬼門には柊と造園に関係ない人でも興味が沸くところです。

倭は国のまほろば

       たたなずく青垣

             山こもれる倭うるわし

 倭を直前にして力尽きた日本武命の国偲び詩である。奈良は国のまほろばである。古代から奈良時代の歴史とロマンにふれてみてはいかがでしょうか。

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2007.09.23

金子みすず心の詩

金子みすずが生まれ育った町                              みすずこれくしょん公式サイト私と小鳥と鈴と

日本海に面した漁村、仙崎は、北に向かって青海島、東が仙崎湾、そして南に外海に広がる深川湾と、海と山に囲まれた町です。

この豊かな漁場を持つ猟師町にお寺が十数か所(青海島を含む)もあり、昔から浄土信仰が栄えたところです。

また仙崎と言えば、日本有数の捕鯨基地でもあり、くじらやその胎児、そして小さな魚に至るまで、丁寧に供養が行われ、法要を営んできているのです。

みすずは、小さい時からお祖母に連れられお寺に行き、法話を聞き、家では仏壇に向かって朝夕のおつとめをしてきました。

こうした風土のなかで、すくすく育った彼女は、自然界の生き物を見るやさしい眼、西に落ちる夕日や、沖を行く白帆をみながら,無限に広がる世界観、そして宗教観が養われてきました。

然し二十歳頃から大都会であった下関に住むことになり、この六年間の後半は決して幸せだったとは言えません。

さみしいとき、悲しい時は、故郷の仙崎に思いを馳せながら、自分の思いを写したうたもあります。

          私の選んだ好きなうた

                  月日貝  金子みすず

          西のお空は あかね色                     
          あかいお日さま 海のなか。

          東のお空は 真珠いろ。
           まるい黄色い お月さま。

            

                  日ぐれに落ちたお日さまと、                                                           
             夜あけに沈むお月さま、
           逢うたは深い海の底。 

          ある日漁夫にひろわれた、
             赤とうす黄の 月日貝。

    

                鯨法会

          鯨法会は春のくれ、
                海に飛魚採れるころ。

             濱のお寺で鳴る鐘が、
               ゆれて水面をわたるとき、

              村の漁夫は羽織着て、
                濱のお寺へいそぐとき、

             沖で鯨の子がひとり、
               その鳴る鐘をききながら、

             死んだ父さま、母さまを、
              こひし、こひし、と泣いてます。

             海のおもてを、鐘の音は、
               海のどこまでひびくやら。

                       私と小鳥と鈴と

          私が両手をひろげても
                 お空はちっとも飛べないが、

             飛べる小鳥は私のように、
                地面を早くは走れない。

             私がからだをゆすっても、
               きれいな音はでないけど、

              あの鳴る鈴は私のように
               たくさんな唄は知らないよ。

             鈴と小鳥と、それから私、
              みんなちがって、みんないい。
                    

                 積もった雪

           上の雪 さむかろな。
               つめたい月がさしていて。

               下に雪 おもかろな。
                何百人ものせていて。

               中の雪さみしかろな。
                 空も地面もみえないで。

                 

                   日の光

             おてんと様のお使いが
                 揃って空をたちました。

             みちで出逢ったみなみ風
             (何しに、どこえ。)とききました。

             一人は答えていひました。
              (この「明るさ」を地に撒くの、
              みんながお仕事できるやう。)

              一人はさもさも嬉しさう。
                (私はお花を咲かせるの、
                世界をたのしくするために。)

              一人はやさしく、おとなしく、
               私は清いたましひの、
               のぼる反り橋かけるのよ。)

              残った一人はさみしさう。
               (私は「影」をつくるため、
               やっぱり一緒にまひります。)

                

                  祇園社  

              はらはら 松の葉が落ちる、
                 お宮の秋はさみしいな。

              のぞきの唄よ 瓦斯の灯よ、
                 赤い帯した 肉桂よ。 

              いまは こわれた氷屋に、
                さらさら 秋風ふくばかり。 

               

                 かたばみ  

             駆けてあがった お寺の石段
              おまいりすませて、降りかけて、

             なぜだかふっと、おもいだす。
               石のすきまの かたばみの
                赤いちいさい 葉のことを。

              とおい昔に みたように。

  

            星とたんぽぽ

            

    青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、
     夜がくるまで沈んでる、昼のお星は眼にみえぬ。

         みえ ぬけれども あるんだよ   
               みえぬものでもあるんだよ。

      散ってすがれた たんぽぽの、瓦のすきに、
       だア
まって、春のくるまでかくれてる、

         つよいその根は眼にみえぬ。
             見えぬけれどもあるんだよ、
                見えぬものでもあるんだよ。

              のさけび 

 戦後、先進国に追いつけ、追い越せと急激に進んだ経済成長、然しその裏には、いじめ問題、少年少女の犯罪、そして不正行為で莫大な財をため、金儲け

してなぜ悪い、とうそぶく者までいます。また自然破壊等による地球温暖化問題も生じています。 このような殺伐とした世の中に、「の部分がクローズアップしてきています。 みすずさんは、「」の大切さを詩の端々に訴えています。 ”みえぬけれでもあるんだよ” みえぬものもあるんだよ” 今必要なものは心の糧です。

二十六歳と言う若さでこの世を去るまで512編の詩を世にだしました。彼女の「こころのさけび」は何時までも生き続けるでしょう。

 おわりに、離婚した夫に宛てた遺書を紹介させて頂きます。これは、今の私たちの心にも呼びかけられたものです。

{ あなたがふうちゃんをどうしても連れていきたいというのなら仕方ありません。しかしあなたがふうちゃんに与えられるものはお金であって、心の糧ではありません。私はふうちゃんを心のゆたかな子に育てたいのです。どうかお願いです。ふうちゃんを母にあずけてください。どうかお願いです。お願いです。}

* この遺書は矢崎節夫先生の書を参考にしたものです。 

金子みすず関連情報 

2002年1月TBS創立50周年記念事業製作の 松たかこ主演、明るいほうへ 明るいほうへ                 

 http://www.tbs.co.jp/misuzu50/menu.html

   私と小鳥と鈴と


 

             

                  

                                   

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